生成AIは、文章作成や検索補助の段階を超え、業務プロセス、ソフトウェア開発、意思決定支援、顧客接点、行政・金融・医療を含む社会基盤へと急速に組み込まれつつあります。とりわけフロンティアAIは、高度な推論能力、マルチモーダル処理、エージェント化、外部システム連携を通じて、これまでのITシステムとは異なる価値創造の可能性を広げています。

一方で、AIの高度化は、セキュリティとガバナンスの前提を大きく変えています。機密情報の取り扱い、プロンプトインジェクション、モデルの振る舞いの検証、AIエージェントへの権限付与、クラウド基盤との接続、サプライチェーン、監査可能性、説明責任、リスク評価、運用体制など、技術・組織・制度を横断した設計が求められています。

今回のEngineersGUILDでは、「フロンティアAIのセキュリティとガバナンス」をテーマに、クラウド、セキュリティ、公共領域、金融・規制対応、プロジェクトマネジメントの知見を交差させながら、AIを安全に、かつ実効的に社会実装していくための論点を掘り下げます。

【本イベントで共有する主な論点】

•フロンティアAI時代に、セキュリティの前提は何が変わるのか
•AIエージェント、外部ツール連携、権限管理をどう設計するか
•クラウド基盤上でAIを安全に活用するための実装ポイント
•金融・公共など、高い信頼性が求められる領域でのAIガバナンス
•AIリスクをプロジェクトマネジメント、組織設計、監査可能性にどう落とし込むか
•エンジニアは、AI時代のセキュリティとガバナンスにどう向き合うべきか

【参加対象】

•フロンティアAI、生成AI、AIエージェントの実装に関心のあるエンジニア
•クラウド、セキュリティ、ID、データ基盤、ガバナンスに関わるアーキテクト
•AI活用を推進するDX部門、事業開発部門、PM/PMO
•金融、公共、医療、重要インフラなど、高信頼領域でAI活用を検討する方
•AIをPoCで終わらせず、本番運用・継続改善まで見据えたい方

【パネルディスカッションテーマ】

フロンティアAIの活用は、モデル性能の選定だけでは完結しません。どのデータに接続し、どの権限を与え、どのように評価し、誰が承認し、どのように監査し、どのように改善し続けるか。その設計こそが、AI時代のセキュリティとガバナンスの中核になります。
本パネルでは、クラウド基盤、金融・公共領域のセキュリティ、プロジェクトマネジメントの観点から、AIを安全に社会実装するための実務論を議論します。

【開催概要】

◆日時:     2026年7月31日(金)18:00 -20:00(開場:17:45)
◆会場:     大手町ビル 4F FINOLABイベントスペース
                   東京都千代田区大手町1丁目6−1 大手町ビル 4F
                    ※東西に長いビルで受付は東端、東京駅側
◆参加費用:500円(税込み・懇親会費用含む)
◆開催形式:リアル開催のみ(オンライン配信・アーカイブなし)
◆主催:       株式会社電通総研


【タイムテーブル】

17:45    開場・受付開始
18:00-18:30    基調講演 瀧澤 与一氏(アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 執行役員 パブリックセクター 技術統括本部長)

18:30-19:30    パネルディスカッション:
 パネリスト:瀧澤 与一 氏、外間 崇 氏、大前 良太 氏
 モデレーター:大久保光伸氏
19:30-20:30    ネットワーキング
※講演内容・プログラムは都合により変更となる場合があります。あらかじめご了承ください。


【登壇者】

◇瀧澤 与一 氏
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社
執行役員 パブリックセクター 技術統括本部長

国内大手システムインテグレータにて20年間、大規模システム設計、プロジェクトマネジメント、キャリアグレードネットワーク、セキュリティ、クラウド等の技術開発に従事。2014年にAWSへ参画後、エンタープライズ、スペシャリストチームの本部長を経て、2021年よりパブリックセクター技術統括本部長、2023年より同執行役員。中央省庁、自治体、教育機関、ヘルスケアを含む公共領域のAI/クラウドによる変革を支援。IPA ISMAP管理基準WG委員、総務省AIネットワーク社会推進会議 AIガバナンス検討会構成員、Generative AI Japan理事等を務める。著書に『Amazon Web Services 企業導入ガイドブック』等。

◇外間 崇 氏
サーバーワークス

2015年にメガバンク初となるAWS利用開始時の担当行員。クラウド、ネットワーク、セキュリティの高度な技術力を基盤に、金融業界特有の厳格な規制・ルールへの適合をトータルで支援。2021年より3年間、金融庁にて庁内セキュリティのリーダーに従事。2024年9月よりサーバーワークスに参画。AWS パートナーネットワークにおいて「2025-2026 Japan AWS Top Engineers(Security)」、「2025-2026 Japan All Certifications Engineers」として表彰。

◇大前 良太 氏
PMI日本支部 行政コミュニティ 代表

大手SIer、ネット銀行を経て、行政領域における情報システムのプロジェクトマネジメントに従事。行政事務のDX推進や、PJMOとして複数の情報システムプロジェクトを推進している。PMI日本支部では、スタートアップ研究会 代表を務めるほか、SDGsスタートアップ研究会の副代表として活動。PMI日本フォーラム2025では「ほぼ1人情シス戦記 ~プロジェクトマネージャーは何の夢を見るべきか~」で登壇し、優秀講演に選出された。